「市民学びの会」とは

設立趣旨

戦後、日本は廃墟のなかから見事に復興を遂げ、多くの国民が経済的・物質的に豊かな暮らしを手にしました。医療技術の進歩は日本を世界の長寿大国へと発展させました。たしかに、経済的豊かさは、便利さ、快適さをもたらしましたが、その一方で、精神的な豊かさを実感できない、あるいは生き甲斐を見いだせないという人が多いのも事実です。今日の私たちの社会は、必ずしも「豊かな社会」とはいえません。これまでの成長至上主義の生活スタイルへの反省から「スローライフ」の考え方が生まれてきました。「スローライフ」(Slow Life)はその字の通り、ゆったりした生活です。仕事以外に自分を見つけることが重要になってきています。生活に潤いをもたらすものの一つが趣味であります。趣味はアイデンティティであるといってもいいでしょう。週末や余暇の過ごし方が問われています。

趣味や新しい自分を見いだす契機となるのが「生涯学習」であります。「生涯学習」(Life Long Education)とは「楽しみながら自分の好きなことに継続的に取り組み、自己の能力の開発と共に、生き甲斐のある生活につなげること」です。

この度、名古屋市立大学人文社会学部・人間文化研究科の先生方の協力を得て、「市民学びの会」を設立する運びとなりました。本会は、広く市民に学びの場と交流の場を提供するとともに、市民の学びへの要求や大学への地域貢献の期待を大学運営に反映させるとともに、市民と大学との連携を目的としています。

「市民学びの会」では、名古屋市立大学人文社会学部・人間文化研究科が開催する市民公開講座をはじめ、授業公開や各種シンポジウムの企画運営に協力するとともに、講演会、さらに各種のグループ学習などの企画運営に主体的に関わり、市民の「生涯学習」の拠点の一つになれればと考えています。

本会では、「スローライフ」や「生活の質」(Quality of Life)の向上を考えておられる方、新たな生き方を探し求めておられる団塊の世代の方々にとって有意義な「学びの場」「出会いの場」にしてゆきたいと願っています。

趣旨にご賛同いただき、多くの方に入会していただければ幸いです。

会則

>>2007年9月30日承認会則 PDF

>>2013年6月02日承認会則 PDF

 2019年度理事会役員

会長: 名古屋市立大学名誉教授 村井忠政

顧問: 名古屋市立大学人間文化研究科科長 山本明代
対外連携エクステンション担当:

理事: 門池・河面・斉藤・重原・寺岡・城・山下・渡邊(明)・渡邊(良)・藤井・日野・浦野・佐野・阪井(名古屋市立大学名誉教授)

入会について

「市民学びの会」の設立趣旨・活動にご賛同していただき、本会への入会をお願い致します。

  1. 年会費:2千円 (2013年度より採用、入会金はなくなりました。) 各年度は4/1から翌年3/31までとなります。
  2. お問合せはお問合せフォームからお願いいたします。
  3. ※名古屋市立大学の事務所は、「市民学びの会」の申込み・ご質問等に応じられない場合がありますので、お含みおきください。

 会員情報保護の取扱いについて

本会の目的以外に会員の情報を利用致しません。情報の取扱いには細心の注意をはらい、情報漏えいをいたしません。

事務局:中村