(オンライン)大衆社会論研究会

(オンライン)大衆社会論研究会 村井忠政(名古屋市立大学名誉教授)

はじめに
新型コロナウィルスの世界的感染拡大という未曽有の事態に直面し、全国の大学で対面式授業に代わるものとしてオンラインでの授業が一斉に始められました。名古屋市立大学でも、2020年度以降の授業はZOOMによるオンライン授業という形式を取ることになったのはみなさまご案内の通りです。

「市民学びの会」としては、会員の皆様の大半が高齢者であること、また狭いセミナー室での「三密」を避けにくい状態での活動であることに鑑み、対面での活動をこれまで自粛してまいりました。しかしながら、コロナ感染拡大がなかなか収束に向かう気配がないため、このままいっさいの活動を停止しているよりは、「市民学びの会」としてもZOOMによる研究会・読書会を立ち上げてみたらどうかとの声が出たことで、いくつかのサークルがZOOMでの活動をはじめました。

慣れないオンラインでの研究会ということで、正直なところ、当初は技術面や運営面での不安や戸惑いがありましたし、実際なかなかスムーズな立ち上げというわけにはいかなかったというのが実情でした。それでも、「習うより慣れよ」のことわざ通り、その後の試行錯誤を経て現在では何とかまがりなりにも活動を続けております。

>>大衆社会論への招待 第 1 回 大衆社会論とはどのような学問なのか
※PDFでご覧になれます。

オンライン学習サークル参加・興味のある方はお問い合わせください。

アユチ雅楽会2020年度奏楽活動

雅楽は、千年以上にわたり受け継がれてきた音楽で、世界最古のオーケストラとも 呼ばれています。アユチは「めでたき物をもたらす風」を意味する古い言葉。アユ チ雅楽会は、神社・寺院の祭礼・縁日や各種行事・イベントでの奏楽をとおして 「幸いを届けたい」という想いで活動しています。

コロナ禍に見舞われた2020年度。例年の奏楽活動は、ほぼ中止となりました が、12月23日に瑞穂文化小劇場で開催された『名古屋市立大学×名古屋市文化振興事業団 連携協定締結記念イベント~withコロナ時代の劇場と地域文化~』 では、名古屋市指定無形文化財である催馬楽「桜人」を奏楽することができました。このイベントでは、「オンラインと劇場の共存」「コロナ時代に合った地域文 化活動と文化施設の活用」をテーマにしたシンポジウムを軸に、名古屋市立大学に 縁のあるアーティストによるパフォーマンスが行われました。 催馬楽「桜人」の奏楽は、催馬楽桜人保存会(名古屋市指定無形文化財保持団 体)、名古屋市博物館サポーターMARO(名古屋市立大学 学部生サークル)、ア ユチ雅楽会によるコラボーレーションにより行われました。3団体のコラボ奏楽 は、2016年より継続実施しています。 最後に今までのコラボ奏楽の記録を紹介して結びとします。

2016年11月 6日 やっとかめ文化祭(名古屋市博物館)
2017年10月21日 第63回名古屋まつり 郷土芸能祭(オアシス21)
2018年10月20日 第64回名古屋まつり 郷土芸能祭(オアシス21)
2018年11月 4日 地域伝統芸能全国大会(日本特殊陶業市民会館)
2019年10月19日 第65回名古屋まつり 郷土芸能祭(オアシス21)

渡邊良永

連携協定締結記念イベント
連携協定締結記念イベント
やっとかめ文化祭
やっとかめ文化祭

オンライン開催学習サークル報告

大衆社会論研究会

研究会の名称は「大衆社会論研究会」とし、最初に選んだテキストはスペインの哲 学者オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』(神吉敬三訳、ちくま学芸文庫)で した。原著は1930年に刊行され、その後世界各国で翻訳され、大衆社会論の古典と して世界的に知られるようになりました。本書が刊行されたころのヨーロッパはド イツ、イタリア、スペインでファシズムが台頭し、ヒトラー、ムッソリーニ、フラ ンコなどの独裁者が政権を握り、それを大衆が熱狂的に支持するという激動の時代 であり、ヨーロッパの市民社会から生まれた民主主義が危機に瀕していました。本 書でオルテガは20世紀が「大衆の反逆」「大衆の支配」の時代になると予言し警鐘 を鳴らしたのです。 毎月1回例会を開催し、報告者を決めて2時間ほどかけて報告と自由討議を行ってい

ます。ホストは村井忠政が務め、現在5名の会員で運営しております。『大衆の反 逆』のあとには、F. パッペンハイムの『近代人の疎外』(粟田賢三訳、岩波書店)を読んでいます。

村井忠政

英字新聞を読む会

2020年2月コロナ禍により活動を一時停止しましたが、7月からズームにより オンライン例会を再開しました。 最初は十分なミーテイング効果が出るのか半信半疑でしたが、予想以上に充実した 例会を持つことができ、ZOOMも悪くないという印象です。 参加者も従来より2名脱落した程度で、16~17名が参加しています。 通常なら会終了後、有志メンバーは喫茶店で雑談して帰るのを楽しみにしておりま したが、それができないのが唯一残念なことのようです。

河面祥三郎

俳句をつくり語る会

「俳句サークル」は、俳句をつくり語る会として2015年4月に発足。月に一回 開催してきましたが、コロナ禍によりゼミ教室では2020年1月を最後として中 断しました。翌2月は休会として3月より通信句会として活動を開始しました。ス マートフォンやパソコンを所有していないメンバーがいるために郵便手段を含め て、幹事が月に4句の投句をまとめそれらの一覧表をメンバーに還元、これを基に して6句選択して連絡していただきます。今度は集計した結果をメンバーに送付し ます。この上で送付日から3~4日後にZOOMにより意見交換会を一時間半掛け て実施しています。 この会にはパソコンを活用できないメンバーは残念ながら参加していませんが、対 面式の句会とほぼ同じ効果が得られていると思います。しかしこれもゼミ室での直 接交流実績が寄与しているところ大と感じています。因に現在の会員数は9名です のでこのような運営が成立しているのです。ゼミ教室での早期活動開催を待ち望ん でいる次第です。

山下善久

新型コロナウィルスによる活動自粛

6月において「市民学びの会」の校舎内での活動を引き続き自粛します。
政府による緊急事態宣言が解消され愛知県では三密を避けるなどの協力要請をしながら市民の活動自粛が徐々に解消されていきます。

名市大では5月末までは構内への立ち入りは禁止されています。6月以降についてはまだ発表していませんが、近々教室使用が条件付きで認められると思います。しかし「市民学びの会」としての教室使用は狭い部屋での三密回避は不可能であるので教室使用は自粛したい次第。

7月以降についてはコロナウィルスのその後の動向をみながら判断したいと考えています。皆さんの元気な顔を見ながら教室での活動が早期にできることを願っています。

山下善久(代表)

オンライン研究会(仮称:大衆社会研究会)

村井忠政名誉教授からの連絡

既存のサークルとは別に、学びの会のメンバーの一部有志によるオンライン研究会(仮称:大衆社会研究会)が立ち上げられ、59日(土)の午前1000から1200まで、第1回の研究会が開催されました。

ZOOMのホスト役を勤められたのは川瀬会員で、第1回の報告担当は村井でした。参加予定者は7名でしたが、実際に参加されたのは5名でした。

使用テキストは、オルテガ・イ・ガセット著/神吉敬三訳『大衆の反逆』ちくま学芸文庫(1995年初版)です。

1回例会では、同書の第1部第1章「充満の事実」および第2章「歴史的水準の向上」について議論することになりました、

報告者(村井)が事前に用意したレジュメをあらかじめ参加予定者に添付ファイルで送り届け、それを各自がプリントアウトしたものを参照しながら議論を進めるという形式でした。難解な箇所(特にオルテガの「大衆」の定義は大変分かりづらく、誤解を招く恐れがあります)もいくつかありましたが、何とかまとめました。 

本書を今日取り上げる意義について。

本書は1930年にスペインの哲学者オルテガが刊行したもので、100年近くも前に今日の高度大衆社会の危機を予見したことで

欧米先進国で注目され、わが国でも保守派論客として活躍された故西部邁氏がオルテガを紹介されたことで広く知られるところとなったわけです。現在もその後を継ぐ研究者としては、たとえば政治学者の中島岳志(東工大教授)がおられます。 

昨年(20019年)2月には、NHK教育テレビの講座「100de 名著」で「オルテガ 大衆の反逆」が取り上げられ、中島岳志教授が講師を務め4回にわたり放映されました。このテキストの中で中島さんは次のように述べています。「著者のオルテガは、20世紀を生きたスペインの哲学者で思想家ですが、彼は本書の中で、『大衆が社会的中枢に躍り出た時代』にあって民主主義が暴走するという『超民主主義』の状況を強く危惧しています。そして、それと対置する概念として『自由主義=リベラル』を擁護しました。(中略)彼が言う『リベラル』とは、自分と異なる他者と共存しようとする冷静さ、あるいは寛容さといったものです。『大衆』が支配する時代においては、そうした姿勢が失われつつあるのではないかというのが、オルテガの指摘でした」。まさに今日の日本こそオルテガの危惧した「大衆社会」状況になっていると言えるのではないでしょうか。 

ご関心のある向きには是非参加していただきたいと思います。 

学習サークル「八雲琴の会」の紹介

八雲琴は、伊予国(愛媛県)の中山琴主(なかやまことぬし)が江戸後期(1820年)に出雲大社を参拝した折に、御神意を得て創案した二絃琴です。2020年は、創案200年のメモリアルイヤーになります。

八雲琴は、絶えて久しかった神代の御神宝である「天の詔琴」の再現と伝えられています。御神前に限って使用される琴であるがゆえに、神聖さが保たれてきました。竹を象った桐材の胴に張った天と地をあらわす二本の絃を、左手の中指にはめた白竹の円筒形の管(転管)で押さえ、右手の人差し指にはめた鹿角の爪(龍爪)で二絃同時に弾じて奏します。
八雲琴は、名古屋にゆかりのある琴です。八雲琴には三つの流派がありますが、その一流派「八雲大岸流」の家元がかつて名古屋に存在していました。八雲琴は、明治期まで隆盛でしたが、その後衰退し、現在では三つの流派とも家元は廃絶、伝承には多くの課題を抱えています。

「八雲琴の会」では、伝承の一助となるよう、次の三つについての調査・研究を行っています。
(1)かつて名古屋で伝承されていた八雲琴の一流派「八雲大岸流」
(2)八雲琴の創案者である中山琴主
(3)中山琴主を元祖とする八雲琴の各流派

会員各自で調査・研究を行い、年に数回開催の報告会等で情報交換をしています。八雲琴の会では、八雲琴の奏楽は行いませんが、奏者・奏楽団体と連携して活動をしています。

八雲琴の会代表 浦野亜子

「市民学びの会」学習サークル八雲琴の会

「市民学びの会」学習サークル八雲琴の会

学習サークル紹介-2019年12月一部更新

各学習サークル担当者からの報告を更新していきます。
ご興味のある方は直接担当者にご連絡ください。

移民の国アメリカを考える会(略称:アメリカ移民の会)

活動内容:これまで明治期から第二次大戦にかけてハワイ、アメリカ合衆国西海岸へ移住した日本人の歴史を勉強してきました。現在はカナダへの移民の歴史を追っています。まず和歌山県三尾村(アメリカ村)から多くの漁民がカナダ・バンクーバー近くのフレーザー河河口の漁村スティーブストンでの鮭漁に従事するためにデカセギに行った人々の歴史を学びました。ついで滋賀県湖東地区(現在の彦根市周辺)からカナダ・バンクーバーに移住した人々(海を渡った近江門徒)の歴史を現在追いかけています。なぜ人々は郷里の村を後にして太平洋を渡って見ず知らずの異国の地に行かなければならなかったのか、移住先で彼ら日系移民を待ち受けていた差別・偏見・排斥などにどう立ち向かっていったのか、などについて考えていきます。毎回担当者がプリントを配布して説明したあと、参加者全員によるフリートークという形式で進めています。移民に関心のある方の参加を随時歓迎いたします。
日時:毎月第2土曜日 14:00〜16:00
場所:611セミナー室[滝子キャンパス1 号館6階]
会員数:10名
顧問:名市大大学院人間文化研究科 飯島伸彦教授
担当:村井忠政名市大名誉教授 t.samurai1984(アットマーク)live.jp

古典輪読の会(略称:コテリンの会)

活動内容:幕末維新にわが国を訪れた欧米人の書き残したさまざまな文献(紀行文、日記、日本人論、日本文明論など)を読んでいます。これまで渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社)、イザベラ・バード『完訳日本奥地紀行』(平凡社東洋文庫)、アーネスト・サトウ『一外交官の見た明治維新』(岩波文庫)を輪読してきました。これから予定しているのはメーチニコフ『亡命ロシア人の見た明治維新』(岩波文庫)です。少人数ですが、研究熱心な方が多く、毎回中身の充実した議論が展開されております。幕末維新の日本文化、日本人に関心のある方の参加を歓迎します。
日時:毎月第3金曜日 14:00 ~ 16:00
場所:704セミナー室[滝子キャンパス1 号館7階]
会員数:5名
顧問:阪井芳貴教授
担当:村井忠政名誉教授 t.samurai1984(アットマーク)live.jp

英語スピーキングの会

活動内容:月に一回の集まりです。メンバーが順に自分の好きなテーマを決め、それについて皆でフリートーキングしています。
堅苦しい事を語るのではなく、気楽な集まりです。
日時:毎月第2水曜日 14:00〜16:00
場所:平田教授ゼミ室[1 号館6階]
会員数:8名
顧問:平田雅己准教授
担当:藤井 yo_fu(アットマーク)outlook.com

「育ちあい・愛」子育てサロン

活動内容:「子育て」とはちょっとオーバーですが、人類の永久のテーマです。そして、先人も現代人もその方法は大して変わりがありません。人間の発達は段階的に進みます。生理的にも身体機能的にもリズムをもって成長していきます。ただ、現代では子どもたちを取り巻く環境があまりにもスピード化され心身の発達に危惧を抱く研究者もおります。当サロンでは、グランパやグランマのお知恵を拝借しながら多くの方に育児参加していただき幅広いテーマで子育てに取り組んでいきたいと思います。子どもたちの元気な成長を願う方ならどなたでも参加できます。
日時:不定期 案内:manabi メーリングリスト
顧問:山田美香教授
担当:斉藤典子 nikosaito(アットマーク)gmail.com

戦争シリーズ

活動内容:講座『戦争シリーズ』は過去、「真珠湾への道」「再考、太平洋戦争」「第二次大戦への道」「再考、第二次世界大戦」「再考、東京裁判」「東京裁判への道」等々をテーマに開催してきました。この講座の論点は、「なぜ、あのような大戦争が起きてしまったのか」です。同時に、無数の悲劇を生じた戦争が勃発してしまった時代背景、国際関係、国内情勢等を皆様と考えております。この講座の特徴としては、講師からの説明だけではなく、皆様からの質疑応答、ミニ討論会にも多くの時間を割いていることです。多くの皆様のご参集をお待ちしております。
日時:講座準備中。ご案内希望の方は担当者にご連絡ください。
場所:教室は未定 [1 号館]
顧問:阪井芳貴教授
担当:門池 daian456(アットマーク)yahoo.co.jp

古典文学に親しむ会

活動内容:8世紀、奈良興福寺の僧「景戒」が残した説話集「日本霊異記(りょういき)」を読んでいます。後の『今昔物語」「宇治拾遺物語」につながる、説話文学の嚆矢となるものです。怪異、孝行、ちょっとお色気など、話の種満載の読み物。ここで力をつけ、物語文学の最高峰「平家物語」に挑戦します。(講談社学術文庫を使用)
日時:毎月第4金曜日 16:00 ~ 18:00
場所:704号室 [1 号館7階]
会員数:8名
顧問:加藤弓枝准教授
担当:城 浩介 jo-k(アットマーク)cf6.so-net.ne.jp

英字新聞を読む会

活動内容:日木教授の公開講座「日本人泣かせの英語の冠詞」がきっかけとなり、2007年11月に発足しました。毎月1回例会を開催し、2019年3月には第136回目を迎えました。NYタイムズやワシントンポストなどからダウンロードした記事を各自が事前に予習。例会当日は順番にワンパラグラフずつ訳し、疑問点を皆で議論。意見が分かれた時には日木教授にアドバイス頂いています。
日時:毎月第4土曜日 14:00 ~ 16:00
場所:606号室[1 号館6階]
会員数:15名
顧問:日木 満教授
担当:河面祥三郎 espoir-sendan(アットマーク)zm.commufa.jp

西洋史研究会

活動内容:昨年4月発足のサークルです。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』(PHP研究所刊 上下2巻)を読んでいます.。毎月1回の例会では、当番が担当のページを読み上げ、各自の興味あること、疑問点などを話し合います。今年5月からは下巻に入ります。 日時:毎月第3水曜日 14:00 ~ 16:00
場所:517号室[1 号館5階]
会員数:13名
顧問:別所良美教授
担当:日野一彦 ja28kh(アットマーク)mf.ccnw.ne.jp

ドイツ語初歩

活動内容:ケストナー著『Email und die Detektive (エーミールと探偵たち)』を読みながら、文法書『必携ドイツ文法総まとめ』で、文法の基礎を学んでいく。
日時:毎週第2水曜日 14:00~16:00
場所:519号室[1 号館5階]
会員数:4名
顧問:別所良美教授
担当・連絡先:寺岡信之 nobuyukiteraoka(アットマーク)gmail.com
052-852-5210

俳句をつくり語る会

活動内容:俳句は日本で生まれた世界で一番短い詩です。五七五の文芸です。この短い詩をつくって見ませんか。日本文化の香りや自然の美しさ・神秘さなどを表現できます。この五七五の世界には、季節が生きづいています。結社の主宰のような指導者はいませんが、みんなのつくった句をみんなで語り合いませんか。句会形式で進めています。当日にはあらかじめつくった四句(形は五七五、季語を必ず使うこと)を提出していただきます。初めてチャレンジするひとも歓迎します。このサークルは発足してから令和元年五月で六十二回を迎えました。
当日必要なもの:歳時記、ノート、筆記用具
日時:毎週第2土曜日 14:00~16:00
場所:508号室[1 号館5階]
会員数:9名
顧問:椎名渉子准教授
担当:山下善久(俳人協会会員) zenq(アットマーク)mc.ccnw.ne.jp

アユチ雅楽会

活動内容:雅楽は、千年以上にわたり受け継がれてきた日本の大切な文化遺産です。笙・篳篥・龍笛の三つの管楽器から、一つを選んで練習を開始していただきます。「浦安の舞」などの神楽舞から練習を始めていただくこともできます。令和元年より、記紀や伝承を題材とした「語り」の部門もスタートしました。アユチは「めでたき物をもたらす風」を意味する古い言葉。「幸いを届けたい」という想いで活動しています。
日時:不定期(練習会、お祭りでの奏楽、イベントでの奏楽)
場所:学外(名古屋駅近くの神社他)
会員数:18名
顧問:阪井芳貴教授
担当:渡邊 ayuchigagakukai(アットマーク)yahoo.co.jp

八雲琴の会

活動内容:八雲琴の会では、次の三つについての調査・研究を行います。(1)かつて名古屋で伝承されていた八雲琴の一流派「八雲大岸流」、 (2)八雲琴の創案者である中山琴主、 (3)中山琴主を元祖とする八雲琴の各流派。会員各自で調査・研究を行い、報告会等で情報交換をします。八雲琴の会では、八雲琴の奏楽は行いませんが、奏楽団体(三重県の「八雲琴伝承の会」、愛知県の「玉琴の会」等)と連携して活動しています。
日時:不定期
場所:学外(フィールドワーク等)
会員数:3名
顧問:阪井芳貴教授
担当:浦野 yakumogotonokai(アットマーク)yahoo.co.jp

哲学サークル

活動内容: 2008年「市民学びの会」が設立されて以来、「先人跡」を辿りながら、「人生の真理を明らかにしよう」と学習に励んできました。新年度は、混迷する世界と宗教、宗教は指針となり得るかを取り上げます。
日時:毎月第1土曜日 14:00〜16:00
場所: 517号室[1 号館5階]
会員数:16名
顧問: 別所良美教授
担当: 佐野 052(852)5210

「日本の移民問題を考える会」(略称:移民研究会)

活動内容:安倍内閣は多くの有識者の反対にもかかわらず、昨年12月大急ぎで出入国管理法(入管法)を改正し、多くの課題や制度上のあいまいさを残した中で、今年4月1日から新制度をスタートさせました。今回の法改正は少子高齢化に伴う深刻な人手不足を少しでも解消するのが狙いで、これまで認めてこなかった単純労働者の在留資格(特定技能)を新設し、実質的な永住に道を開く内容となっている。これによってわが国政府は、「移民」は受け入れないと言い訳をしながら、外国人労働者の大量受け入れに踏み切ったことになります。 外国人労働者(移民)の受け入れをめぐるわが国の新聞・雑誌などメディアの論調は慎重論や反対意見が主流を占めていますが、一部には積極的開国論も見られます。賛否いずれの立場をとるにせよ、「人手不足の解消」というその場しのぎの議論ではなく、少子高齢化と人口減少という深刻な問題に直面しているわが国の将来のあるべき姿をしっかり見据え、「日本型の移民政策」はいかにあるべきかを本腰を入れて検討することが今こそわが国に求められているのではないでしょうか。本学習サークルでは、毎回担当者(村井)が資料を配布して説明したあと、参加者全員によるフリートークという形式で研究会を進めていきます。移民問題・多文化共生などに関心のある方の参加を歓迎します。
日時:毎月第1土曜日 14:00〜16:00
場所:611セミナー室[滝子キャンパス1 号館7階]
定員:10名
顧問:飯島伸彦教授
担当:村井忠政名誉教授 t.samurai1984@live.jp

講座「日系アメリカ人と太平洋戦争」10月末から始まります 

新講座「日系アメリカ人と太平洋戦争」  

市民学びの会、戦争シリーズでは、次の要項で新講座を開催致します。
皆様のご参加をお待ちしております。

講座名:「日系アメリカ人と太平洋戦争」

日時 :2019年10月30日~2020年3月25日まで、毎月最終水曜日計6回
   10時40分~12時10分 

会費 :年会費2000円 講座会費1800円 合計3800円
※本年度年会費2000円お支払の会員の方は講座会費1800円です。

場所 :名古屋市立大学滝子校舎 *教室は毎回正門でご案内致します。

内容 :《日系人12万人の強制収容》《日系二世部隊の欧州戦線での活躍》
    《日本兵になった日系二世たち》

講師 :門池啓史
連絡先:講師まで直接どうぞ。daian456@yahoo.co.jp 電話09089505777

アユチ雅楽会の今後の主な活動予定

アユチ雅楽会2019年秋の主な活動予定

  • 10月6日(日)水野社(名古屋市中村区)祭典奉仕
  • 10月13日(日)尾張戸神社(名古屋市守山区)祭典奉仕
  • 10月17日(木)小幡白山神社(名古屋市守山区)祭典奉仕
    • 10月19日(土)名古屋まつり(オアシス21会場)催馬楽「桜人」歌唱

※催馬楽桜人保存会様、名古屋市立大学サークルMARO様とコラボ出演します。

  • 10月20日(日)野田八幡宮(刈谷市)祭典奉仕
    • 11月2日(土)天台宗延命寺(大府市)晋山式

※稚児行列の道楽と晋山式の奏楽奉仕をします。

「日本の移民問題を考える会」(略称:移民研究会)

「市民学びの会」新学習サークルの紹介
「日本の移民問題を考える会」(略称:移民研究会)

安倍内閣は多くの有識者の反対にもかかわらず、昨年12月大急ぎで出入国管理法(入管法)を改正し、多くの課題や制度上のあいまいさを残した中で、今年4月1日から新制度をスタートさせました。同日入国管理局が格上げされ、法務省の外局として出入国在留管理庁(入管庁)が発足し、長官の人事も決まっています。今回の法改正は少子高齢化に伴う深刻な人手不足を少しでも解消するのが狙いで、これまで認めてこなかった単純労働者の在留資格(特定技能)を新設し、実質的な永住に道を開く内容となっている。これによってわが国政府は、「移民」は受け入れないと言い訳をしながら、外国人労働者の大量受け入れに踏み切ったことになります。

わが国の入管法の基本方針は「高度の専門職人材についてはこれを積極的に受け入れるが、非熟練のいわゆる単純労働者については原則として受け入れない」というものでしたが、今回の入管法改正によって従来の入管法の方針は大きく転換され、わが国は事実上欧米並みの移民国家の仲間入りを果たすことになったのです。このようなわが国の移民政策の根本的な変更は、当然のことながら各界に大きな反響を呼び起こしており、多くの新聞・雑誌で外国人受け入れをめぐる特集が組まれ、関連する単行本も続々と刊行されつつあります。

外国人労働者(移民)の受け入れをめぐるわが国の新聞・雑誌などメディアの論調は反対意見が主流を占めていますが、一部には積極的開国論も見られます。賛否いずれの立場をとるにせよ、「人手不足の解消」というその場しのぎの議論ではなく、少子高齢化と人口減少という深刻な問題に直面しているわが国の将来のあるべき姿をしっかり見据え、「日本型の移民政策」はいかにあるべきかを本腰を入れて検討することが今こそわが国に求められているのではないでしょうか。

 本学習サークルでは、上に述べたような問題意識から出発し、これまで多くの外国人労働者を地域住民として受け入れてきた地方自治体はどのような「多文化共生施策」に取り組んできたか、その結果どのような政策課題が未解決のまま残されているかについて勉強します。そこで明らかになった問題点を踏まえ、わが国の移民政策はいかにあるべきかについて皆さんとともに考えてみたいと思っています。その際に参考となるのは言うまでもなく移民先進国の経験です。具体的にはアメリカ・カナダ・オーストラリア、ヨーロッパのイギリス・ドイツ・フランス、さらにアジアのシンガポール・韓国・台湾などの国々です。

毎回担当者(村井)がプリントを配布して説明したあと、参加者全員によるフリートークという形式で学習会を進めていきます。資料代として毎回300円を徴収させていただきます。

日時:毎月第1金曜日(14:00〜16:00)を定例としますが、都合で変更されることがあります。
場所:704セミナー室[名市大滝子キャンパス1 号館7階(エレベータで最上階にあります)]
定員:セミナー室の収容能力の関係で10名程度に制限させていただきます。
顧問:阪井芳貴(名市大大学院人間文化研究科教授)
担当:村井忠政(名市大名誉教授)
*参加希望者は6月4日(火)までに下記の村井のメールアドレスまでお申し込みください。
t.samurai1984(アットマーク)live.jp