Archive for 1月 24th, 2005

「共生」シンポジウム

「共生」シンポジウム 2004年12月18日

人間文化研究所「共生シンポジウム」
昨年12月18日に人文社会学部棟201教室で「共生」をテーマにした公開シンポジウムを開催した。主催は人間文化研究科であり、夏から準備してきた。こうした研究科主催のシンポジウムは、学部・研究科ができてから初めての企画である。かねてから学部・研究科の「存在」を対外的にアピールする必要を感じていたので、研究科長自らが「旗振り役」になって企画・準備してきた。

本研究科は法人化準備の過程で研究所設立、教職などの免許資格を重点課題と位置づけ、各方面に働きかけてきた。この4月には「人間文化研究所」が設立できることになり、その記念の催しにもすることができた。パネリストは今福龍太氏、平野健一郎氏、水野理恵氏、宮島喬の4氏であり、コーディネーターを村井忠政氏がつとめた。

パネリストの「顔ぶれ」もあり会場がほぼ満席になった。事前に参加者数が把握できなかったので、ほっとしたものである。シンポジウムでは「共生」研究の課題と展望をテーマにして、4時間半近くの報告と討論がなされ、密度の濃いシンポジウムになったと思う。この内容は報告書として刊行される予定だ。これから研究所を中心にして、「共生」「多文化共生」ないし「共生社会」研究を推進していきたい。

シンポジウムが終わってから「懇親会」を行った。これも「生協」食堂でやったこともあり「盛況」であった。

山田 明(同研究科教授)