Archive for 2月, 2013

山田明教授、吉田一彦教授「名古屋の歴史・文化・まちづくりと観光」

マンデーサロン 2013年2月18日(月)

テーマ: 研究プロジェクト報告会(2)「名古屋の歴史・文化・まちづくりと観光」

講 師: 山田明教授(地域政策論)、吉田一彦教授(日本古代史、日本仏教史)

この度は、このような会に参加させていただき誠にありがとうございました。知識の乏しい中学生に対しても気を遣っていただき、わかりやすく且つ興味をもちやすい発表でした。「外から名古屋を見る」という視点に立つ機会の少ない中学生にとって、他の地域と比較する大切さを知り、さらに自分が住んでいる名古屋について改めて考えることで、今後の生活にも大きな刺激を与えることができたと思います。また、市民の方々が自分の街について熱心に学び、将来について真剣に考え議論を重ねる姿も、印象的だったと思います。教員以外の大人が「何か」を学び考える姿に触れるのも初めてで、「勉強へ取り組む姿勢」や「学ぶということは一生続けるものだ」ということを実感できたと思います。普段の学校生活では、「成績を上げる」とか「良い点数をとる」といった目的以外に、遊ぶ時間を割いてまで時間を作り出し、与えられたもの以外に勉強しようとする生徒は、なかなかいません。しかしこの場には、「学びたい」という意欲があふれており、興味深く且つ刺激的な時間を過ごすことができました。私個人としても、働き始めてからこういった「学びの場」に参加する機会が減っておりました。様々なものに触れ、学生時代よりも学習興味の幅が広がっている今だからこそ、これからも積極的に参加させていただけたら幸いと感じています。ありがとうございました。

マンデーサロン

三好伸明(名古屋経済大学高蔵高等学校中学校教諭)

山田明教授、吉田一彦教授「名古屋の歴史・文化・まちづくりと観光」

マンデーサロン 2013年2月18日(月)

テーマ: 研究プロジェクト報告会(2)「名古屋の歴史・文化・まちづくりと観光」

講 師: 山田明教授(地域政策論)、吉田一彦教授(日本古代史、日本仏教史) 

生徒感想

今回、名市大に聞きに行った内容は「名古屋の歴史・文化・まちづくりと観光」というものだった。まず、「観光」という言葉を聞いたとき、「名古屋に観光場所ってあるかな?」と疑問を抱いた。そこで、名古屋に観光名所というものをつくったりするために、2006年4月に「名古屋と観光」プロジェクトというものが立ち上げられたと知りました。このプロジェクトでは、2007年12月12日に中区役所ホールにて約300人の参加者により公開シンポジウム「名古屋の観光まちづくり」を開催し、大きな反響をもたらした。このことについて、「名古屋に観光名所などをつくり、今よりももっとにぎやかになってほしい」という気持ちが伝わり「確かにそうだな」と思うことができた。

講義の1つの題材として、「名古屋に〈少しの〉観光を」というものがあった。そこではまず最初に、名古屋にとって今後、観光の活性化は小さくない課題になると考えると言った。僕は、なぜ観光が問題になるのかと考えたが、その後の話ですぐに理解することができた。「名古屋はものづくり中心とする都市であって、それをガラリと変え、京都や知床のような観光中心の町に180度転換すべきだというのではない。」「名古屋の活動全体の中に「少し」観光という要素を何%かおりまぜるべきである」といった多数の意見を聞くと、「観光は必要なものだ」と思えた。

このマンデーサロンは、最初のうちは「行きたくないなぁ。家に帰りたい」など思っていたが、いざ聞いてみたら「おもしろいな」など思うことができ、すばらしいものだと思った。とてもよいもので、これを聞いて興味がわいた。

(中学1年 男子)

地図や写真などを使って説明していて、わかりやすかったです。名古屋ができた時のこととか、熊本城のこととかが詳しく、よくわかった。名古屋の歴史とかあまり興味がありませんでしたが、お城の写真とか面白いなと思いました。

(中学2年 女子)

名古屋のこととか全然知らなかったのですが、「徳川家康がど田舎をどっさり移動させ、名古屋城をたてた」などの難しい話が分からないこともありましたが、中学生にもわかりやすく説明していただき、笑いも入りながら楽しく気兼ねなく居ることができました。名古屋のこと、あまり考えていなかったのですが、少し考えるようになりました。「昨日、名古屋城に行った」など、とても真剣に取り組んでいてすごいと思いました。それから、講義するところの椅子がとても座り心地がよかったです。

(中学2年 女子)

 

講師の方が、飽きさせないように面白く説明をしていただき、「中学生がいるから」とわかりやすく説明してくださいました。熊本城と名古屋城といった遠いものを比べる理由が、最初よくわかりませんでした。 本丸御殿の写真がすごくきれいで美しかったです。行ってみたいと思いました。「名古屋に〈少しの〉観光」ということに、ものづくりの町だけだとつまらない気がするので、〈少し〉でなく〈たくさん〉の観光を入れてほしいと思いましたが、それは逆につまらなくなるのかも・・・とも思いました。

(中学2年 女子)

 

2006年からこのプロジェクトができていたことにびっくりした。シンポジウムも大きなホールで行われて大きな反響があった・・・と聞いてすごいと思った。また、7年間も続けていることもすごいと思う。河村市長の減税政策や天守閣の完成・焼失・再建など、知らないことをたくさん聞けた。「自ら歴史・文化を理解することが、より深く町を愛する一つの要因となる」という言葉が印象に残った。

(中学1年 男子)

マンデーサロン

宮田学教授「日本人英語に見られる誤りーその傾向と対策」

第57回サイエンスカフェ 2013年2月16日(土)

講師:宮田 学教授

テーマ:「日本人英語に見られる誤りーその傾向と対策」

「タイトルが良かったのでしょうか、こんなに多くの皆様にお集まりいただき有り難うございました」とご挨拶されて宮田学先生の講演が始まりました。会場は満席、事務局は溢れた方々のため二回目の講演も用意されたようです。英語教育の第一人者として知られる宮田先生のユーモアと流暢な英語による実例を交えた解説に、参加者は目から鱗の連続で、まさに感動の2時間でした。市民の皆様にこのような機会を提供出来ましたことを誇りに思います。

戸苅 創(名古屋市立大学学長)

サイエンスカフェ