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山田 敦教授「台湾と博覧会」
Posted By human On 2011年4月22日 @ 16:21 In サイエンスカフェ | Comments Disabled
八重桜満開の中、やまだあつし先生の「台湾と博覧会」を受講しました。
日本統治下時代に催された台湾の博覧会は時代の象徴でもあり、経済発展の模索と共に国民を啓発し、内外の日本人に統治成果を宣伝する施策であったことを知りました。
1900年代に開始された台湾の博覧会は、1935年の「始政40周年記念博覧会」が最後の最大規模となり、その様子を当時の新聞と鳥瞰図を用いて解説してくださいました。 本国と植民地を結び付ける絆にもなっていた博覧会でしたが、博覧会会場では40年間の統治による経済効果が強調され、また台湾教化がいかにして行われてきたかが示されていたようです。
面白く感じたことのひとつは、博覧会会場が公会堂や幹線道路を封鎖して作られ、水族館やコドモノクニなどを含む既存公園もそのまま会場として利用されたことでした。 予定時間いっぱいの質疑応答はかなり専門的な領域でなされ、改めて学問の奥深さに気付きました。
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