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天谷祐子准教授「心理学から見る「私はなぜ私なのか」という問い」

Posted By human On 2010年6月26日 @ 12:20 In マンデーサロン | Comments Disabled

マンデーサロン 2010年6月21日(月)

テーマ:「心理学から見る「私はなぜ私なのか」という問い」

講 師:天谷祐子准教授

本年度二度目のマンデーサロンは、4月から本研究科に着任された天谷先生を講師に「心理学から見る『私はなぜ私なのか』という問い」というテーマで開催され、20人弱の参加がありました。心理学をご専門とされる天谷先生ですが、心理学をほとんど知らない方や初学者にもわかりやすいように説明を加えていただきながら報告をいただきました。

天谷先生には、「私はなぜ私なのか」というある種哲学的な問いは多くの人(とくに子ども)が持ったことのあるもので、発達においてある程度一般的な現象であるという点、そしてこのような問いを持つことが発達の中でどのような意味や役割を果たすかという点に関する展望など非常にボリュームのある報告をしていただきました。 このような哲学的な問いを一人の人間の問いとしてではなく、多くの人の発達における体験として心理学から分析するという報告は、心理学という学問がどのようなものであるか、その一側面が参加者に伝わる報告であったように思います。また、本報告は心理学の中でも主流となるテーマとは異なる側面を持ち合わせており、心理学をある程度学んだ参加者にとっても知的好奇心を刺激されるものであったのではないかと思います。 このテーマは天谷先生がこれまでに、そしてこれからも取り組んでいかれるもので、その「最前線」をお伝えいただきました。質疑応答もその「最前線」をめぐる活発なものとなりました。

太田昌志(同学部生)

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