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丹羽孝特任教授「日本型父母教育論を構想する―子育て支援研究の発展方向を模索して―」

Posted By human On 2011年12月22日 @ 14:18 In サイエンスカフェ | Comments Disabled

46回サイエンスカフェ 2011年12月18日(日)

テーマ:  「日本型父母教育論を構想する―子育て支援研究の発展方向を模索して―」

講 師: 丹羽孝特任教授

サイエンスカフェ「父母教育論」という聞き慣れない言葉に惹かれ参加した。

丹羽先生は現在、研究活動のひとつとして、韓国の保育者養成課程で必須科目となっている「父母教育論」の「日本型」を構想されており、今回は、その序説として、日本で父母向けに出版されている様々な雑誌や一般書の分析から、日本の「父母教育」の現状を講義された。

日本の父母向けの出版物は「賢い子を育てる」ための「テクニック論」や「早期教育論」が多く、それらに対する研究者による評価が不十分であるとの分析であった。

今回の講義を聞き、保育所や幼稚園が「親が親になる」ための役割をよりよいものにし、親と子の相互理解をよりよいものにするために「日本型父母教育論」を確立が必要であるということを、私自身「子育て支援」を研究するものとして、また、子どもを保育所に預ける親として、強く認識することができた。

膨大な資料・文献を集め、韓国の「父母教育論」の教科書を3冊も翻訳して下さった丹羽先生に感謝致します。

下方 丈司(同研究科博士前期課程院生)

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