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藤田榮史教授「名古屋圏における青少年の自立に関する研究」
Posted By human On 2013年4月28日 @ 11:38 In マンデーサロン | Comments Disabled
今回の報告を、現場でこの問題に向き合っている者として、興味深く拝聴いたしました。一般の方々にはなかなか認識されていないサポートステーションについて、評価いただいたこと、大変嬉しく思います。
サポートステーションには、毎日、様々な問題を抱えている方が来所されます。キャリアカウンセラー、臨床心理士がカウンセリングを実施しています が、それだけでは、解決できない問題が多いようです。例えば、ひきこもり経験者やニートとされる方は、長く社会とつながりを持たずにいたことで、本来なら ば得られたはずであろう安心感や、他人からの承認・自己肯定などの経験が少ないのは明らかです。サポートステーションには、そういう方々が社会とつながる きっかけを提供するという役割も必要となります。
また、ご報告にあったように発達障害特性を持った方も多いのですが、精神疾患(うつ病等)の方も一定の割合でいらっしゃいます。一度は就職したもの の、病気のために退職せざるを得なかった方は、再発の恐れを抱きながら、就職活動をされています。そういう方には、福祉領域の支援と連携することで、不安 を少しでも取り除くことができます。
私たちスタッフには、多様な支援ツールを開発したり、支援ネットワークを構築することも求められていると認識して、活動をしています。今年は、新た に学校連携事業も始まりました。中退者や在学生にも対象を広げて支援していこうというものです。サポートステーションに期待されるものが、事業年度を重ね ていくほど大きくなっていくことに、身の引き締まる思いです。
私は、今回のこの報告会に参加させていただいて、「これからも、一人でも多くの方の笑顔を見るために、努力していこう」とあらためて思いました。このような機会をいただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。
いちのみや若者サポートステーション キャリアカウンセラー 飯田裕子
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