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宮田学名誉教授「日本人英語に見られる誤り―その傾向と対策」

第60回サイエンスカフェ 2013年6月15日(土)

講師: 宮田学名誉教授(英語教育学)

テーマ: 「日本人英語に見られる誤り―その傾向と対策」

※2013年2月16日開催回のアンコール講座

中学、高校時代の恩師、宮田先生の講義を受けることができる、とお聞きし、内容を確認せずに今回の講義に参加させていただきました。どんな内容だろう?私にも理解できるのだろうか?と不安を抱きつつ、席に着きました。早速いただいた資料には、なんだか、見覚えのある英語の文章が並んでいました。

なんと、それは、かつて私たち附属の生徒が作った英作文で、間違えた代表的なものが挙げられていたのです。どのように直したらいいか考えるようにおっしゃられたのですが、日本人的な感覚の私には、よくわかりませんでした。「あとで、あてるから。」とおっしゃられ、わたしはもう、それだけで、ドキドキでした。ドキドキ感がおさまらないうちに、講義は始まり、久しぶりの宮田先生のトークにはまっていきました。日本人がよくおかす誤りは、紛れもなく私たち生徒たちがおかした誤りでした。対策方法としての、GDM手法は、まさに、目から鱗でした。そう、私たちが受けていたのは、このGDM手法にのっとった授業だったのか・・・今更ながら、感動でした。

現在、私は英語の指導はしておりませんが、将来、もし、そのような機会があるのでしたら、ぜひ、まず、この手法をもっと勉強し、少しでも、取り入れることができれば、と思っております。本当にありがとうございました。

橋本順子(名古屋大学教育学部附属中学・高等学校卒業生)サイエンスカフェ